秘密の休暇

私は38歳。既婚で子供が１人います。

夫婦の営みは月に2,3回。
ほとんどが主人の求めに応じるだけ。
しかも一方的で単調的な正常位で終わってしまいます。
これでは肉体の疼きだけはどうしようもなく
性欲は募るばかり…。

一緒にお風呂に入っているとき息子はどうにかして
そういう話をしたかったみたいなので
わざと押し切られるように告白しました。

夫婦生活について何度か話しているうちに
母子のそれを超えた視線を送ってくるのを
感じていました。

そんな日々に心が折れそうになったとき、
あの人…私と息子の二人だけにしてくれたのです。
主人が外に出たのを確認して、息子の唇にキスをして、
その口のなかに舌をねじこんだのです。
さすがに玄関で始めるのは抵抗があったのですが、
スカートの中に手を入れてパンツを脱がされました。

主人が外に出た僅かな時間で血を分けた母と子が交わる。
私は主人が気になって仕方なかったのですが、
息子は言うことを聞きませんでした。

そして私はスカートをまくり、後ろ向きで息子を受け入れました。
初めて快感が火花のように躯の奥に散りました。

「いいのよ。いつでもいいの……あああ……お母さんも」

おそらく私の言葉にこめられた本当の意味は
理解していないでしょう。それでも、あの子はうれしそうに微笑むと、
大腰を使いながら、射精の脈動がはじまると、歓喜のしるしを
したたかに放ったのです。
私たちは最後の声を放ちながら、めくるめく歓喜の
渦のなかに堕ちていきました。

しばらくして主人が買い物から帰ると何事もなかったかのように
二人で迎えて、和やかな会話でしばらく過ごしました。

抑えきれなくなった気持ちを息子にぶつけてしまい、
蟻地獄のような禁断の関係に踏み入れてしまいました。

その後もあの子は、事あるごとに体を求めてきます。
私たちのしていることの非常識さはわかっていますが、
ずっと心のなかでくすぶっていた思いを振り払わないと、
新しい人生に踏みだすことはできないとおもいます。

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